マンション売却で内覧後、成約に結びつかない理由

マンション売却において、購入希望者が購入の第一歩として考える「内覧」はとても大事なもの。売主側としては「内覧に来る=売れる」と相当な期待をしてしまうでしょう。

しかし、内覧の後に残念ながら成約に至らなかった場合、「内覧者が買わない理由」について明確にしようとしない売主が多いものです。ここで、内覧者が買わない理由を突き詰めていくことは、売却を早期に実現する上では非常に重要なことなのです。

内覧者が断ってきた理由を聞く

内覧者は「実際に見て気に入ったら買いたい」という希望を持って内覧にやってきます。しかし内覧をしたうえで「買いたくない」と考えた場合には、不動産会社にお断りの電話をかけてきます。

そして、不動産会社はその旨、売主に報告をしてくるでしょう。その時に「なぜ断ってきたか?」を確認してみるのはとても重要です。

その理由次第では対応が必要になってきます。そのため、不動産会社には「断りの電話があったら理由を聞いて欲しい」とお願いしておくのもいいでしょう。

改善できる理由であれば改善する

「思ったより汚かった」と言われたら

新築のマンションと違って、中古マンションでは人が住んでいる部屋に内覧に来ることが多いでしょう。そのため、生活感が出てしまうのは仕方がないとも言えます。ただ、掃除が不十分で汚い部屋であると、内覧者はドン引きしてしまうこともあります。

いくら立地が良くて、間取が理想的でも「部屋が汚い」というだけで、買う気が失せてしまうものです。マンションを売却しようと決めた日から、内覧者を意識して、掃除や整理整頓の習慣を身につけておくといいのではないでしょうか。

「壁紙の汚れや傷が気になる」と言われたら

マンションの部屋を現状で売ることができるのが売主としては理想です。しかし、中古の部屋の場合には、住んでいる売主が気にならない傷や汚れも、内覧者には気になってしまうことも多々あります。

もし、そういった理由を持つ内覧者が多かった場合には、壁紙を貼りかえるリフォームを検討してみるのもいいでしょう。

「イメージ通りで良かったけど少し価格が・・・」と言われたら

内覧で物件に良いイメージを持っているにも関わらず、価格がネックになってしまった場合です。これは「価格さえ安かったら買ったのに」という意味です。もし、内覧者の多数がこのような発言をしていたら、やはり「価格調整」をすべきです。

早く売却できるような工夫をしよう

前述のように、内覧者が「成約を見送った原因」が改善できるものは、早速改善するべきとも言えます。ただし、売主の努力ではどうにもできない原因も中にはあるでしょう。

また、多くの内覧者が気になる物件のマイナスポイントでも、中には「大丈夫」と考えることができる人もいるかもしれません。そういった買主との縁を待ってみるという方法もあります。ただし、いつ現れるか分からないものです。

内覧後に成約に結びつかない原因はそれぞれでしょうが、なるべく「内覧者の声」を反映させて、今後の売却活動に活かせるようにしてみましょう。そのためには、不動産会社の担当者といろいろ話せる関係を築くことが必要です。