不動産屋にマンション売却を依頼してからの流れ

マンションを売却して欲しい!と考えたら、まずは不動産屋に相談します。そこで不動産屋と媒介契約を結ぶことになります。

ここで、ようやくマンションが多くの人の目に触れることになります。これは「マンションが売れるかどうか」の大事なものですので、今後の流れについて把握しておくことは大切です。

媒介契約により広告活動の開始

マンションの売却を依頼された不動産屋は、さまざまな手段で広告活動を開始します。媒介契約の種類にもよりますが、インターネット、新聞、折り込みチラシ、レインズの登録、店頭への表示、自社の客への紹介などにより広く広告活動をします。

そこで「内覧希望者」が出てきたら、これは大きなチャンスです。

購入希望者にとって内覧は重要なもの

多くの人の心理としては、購入額が大きな金額であればあるほど「現物を見て物を買う」というところがあるのではないでしょうか。洋服の購入には「試着」、車の購入には「試乗」がつきものです。マンション売却において、これらにあたるのが「内覧」と言えるでしょう。

そのため、内覧しないでマンションを購入しようという人は、まずいないでしょう。「内覧」は売主にとって、とても重要な意味を占めるものです。不動産屋では、インターネットや新聞、チラシで集客を狙っていますので、そちらのルートから問い合わせがあった場合は、すぐさま内覧に結びつけるという形になります。

ここで、専任媒介契約や専属専任媒介契約に義務づけられているレインズの登録により内覧希望者が出た場合の内覧について、どのような流れで内覧が行われるかについてお話ししていきます。

他社のお客である内覧客はどのようにしてやってくるか

これは、専任媒介契約で不動産屋と契約をしたケースに、不動産屋が登録しなければならない「レインズ」というシステムの成果です。全国各地の不動産屋が共有できることもあり、お互いに物件を紹介し合えるというメリットがあります。

例えば、A不動産屋と専任媒介契約、あるいは専属専任媒介契約をした場合についての流れを見ていきましょう。

レインズに登録するA不動産屋

専任媒介契約を結んだ場合には7日以内、専属専任媒介契約を結んだ場合には5日以内に、速やかにこのシステムに登録することが義務づけられています。

B不動産屋のお客さんが興味を示す

不動産業界では、このシステムによる物件情報を常に着目しています。自社だけが管理している物件だけでは、なかなか客に数多くの物件紹介できないケースもあるからです。

そのため、他の不動産屋が登録した「これなら、このお客さんの条件に合う」というような物件を自社のお客さんに紹介するのです。

B不動産屋からA不動産屋への問い合わせ

物件に興味のあるお客さんがいたら、B不動産屋はA不動産屋へ連絡、「内覧を希望している客がいる」と伝えます。そこで、両不動産屋の担当者立ち合いのもと、見込客が内覧に来るのです。

内覧時に自分が媒介契約を結んだ以外の不動産屋の人がいた場合はこのケースです。

売買契約に結びついた場合の手数料は?

前述のようにして来た内覧者と売買契約を結んだ場合、間に不動産屋が2社入っていることになりますが「手数料は2倍になるのか」と不安になる方も多いでしょう。

このケースでは、A不動産屋に支払う手数料は売主側、B不動産屋に支払う手数料は買主側の負担となります。2倍の手数料を支払う心配はありません。なにはともあれ、マンションの売却には内覧が大きなチャンスです。

「内覧しなければ売れることはない」と認識して、内覧への心構えを大事に考えましょう。